一体何度入門してるのか俺。
あんまり初学者向けではない気もする。いくつか論理学の本を手に取ってみたけど挫折しちゃった、って人にはちょっと毛色の違う本として薦められるかも、という感じ。おぼろげに知っている人向け?
個人的に横書きの本って苦手なんだけど、こと論理学に関しては、理解できなくてもやっぱり最初は横書きの本に挑戦するべきだと思う。
スピノザは素敵だ。まるで自分を見ているように素敵だ。小学校高学年から中学生くらいの時にスピノザとニーチェとウィトゲンシュタインに出会えていればなあ、ってのはいつも思うことで。あの時の孤独な僕の伴侶になってくれる人がいるとしたら、それは確かに彼らなのだった、と今なら分かっているけれど、それでどうにもならないことも知っている。
「スピノザが『証明する』と言い出したら、本当に証明するのである」(p.34)ってフレーズがたまらない。