2007-01-01から1年間の記事一覧

「本当かい!」

エクソダスする会 本日16時から、「エクソダスする会」と題しまして、『オーバーマン・キングゲイナー』の耐久上映会を我が家で一人で開催いたします。参加したい方がいらっしゃいましたら、映像ソースをご用意のうえ、各人ご自宅にこもってエクソダスしてく…

「お前のデッキにしなくちゃな――ハズレかぁ」

『遊☆戯☆王デュエルモンスターズGX』#164「受け継がれしサイバー・ダーク・ドラゴン」 かつてヘルカイザー丸藤亮は、遊城十代にパーフェクトだと称され、だがそれが自らの限界でもあるのだと答えた。お前はそんな限界にとらわれるな、と。 丸藤翔はカイザー…

「私はお前を、見届けたい」

『ノエイン もうひとりの君へ』 10日ほど前に見終わっていました。戦闘シーンの過剰なほどの画面の力は当然目を引くとして、第17話「マヨイ」の抑制感というか脚本力というか、そういったものに却って一層ドキッとしてしまう私がいます。 『ヤミと帽子と本の…

もっと!もっとモットときめき

『映画 Yes! プリキュア5 鏡の国のミラクル大冒険!』 動員数がすごいと聞いていて、行って実際超満員だった。長峯達也が監督だった。楽しげだった。ミラクルはともかく、大冒険というほどのことは特段していなかった。ワルでダークでカッコイイ西村ちなみ…

「到る処の悪左衛門」

『貝獣物語』(ナムコ/FC) 発売当時に購入してクリアに至らなかったゲームをクリアしちゃおうシリーズ! と書いてみたけど、そんな話題今まで他にしていなかったらしい。ともあれ『貝獣物語』をクリアした。 キャラが可愛い(名前からして「クピクピ」「ポ…

「イデアだよ」

『ノエイン もうひとりの君へ』#12まで やっと1クール見終わった。第12話「タタカイ」がすごかったので余韻を味わいつつ書いている。三浦俊彦『可能世界の哲学』を読んでいたおかげでより楽しめていると感じる。

「僕は最う一層、その上を、物語、そのものになったんだ。」

佐藤友哉『灰色のダイエットコカコーラ』(講談社) すべてが主人公を応援し支え後押ししてくれているね。そうして主人公は人間になれたのだね。あはは。サクラダファミリアのくだりが素晴らしい。 これを読むと『1000の小説と〜』はずいぶん分かりやすく書…

太初にあった言葉の残響

楽典 読み終わりました。記譜をするうえで注意すべきこととか、調のこととか和音のこととか、西洋音楽の基本中の基本でも知らなかったことは色々あったので、そのあたり理解できたのは良かったのですが、それでミクさんに歌ってもらうのに何の役に立つのかと…

学天則

初音ミクさんがやってきた ので試しに著作権切れの「星めぐりの歌」(宮沢賢治)を打ち込んでみた(家にある楽譜で思いついたのがこれだけだったので)けれど、特にニーズもないと思うのでアップしない。パラメータ調整はまだよく分からない。今は昔買ったき…

でっかいお子ちゃまです

『ARIA The NATURAL』 もう録画できませんとHDDが悲鳴を上げているので見始めている。 各話のラストに挿入される灯里とアイちゃんのやりとりって、絵本を読んでもらった子供とお母さんのやりとりって感じがする。おはなしの不思議さに驚いている子供に、母親…

翅のあるなし、裏切りの定義、広がる世界繋がる世界

『劇場版アクエリオン』 公開日を1週間違えてて、もう終わりそうな様子なのであわてて見に行きました。テレビシリーズ見てもいないのに馬鹿じゃなかろうか、って人には言われます。やってもいないゲームの映画を見にいったり、ホント馬鹿じゃなかろうか、っ…

「 だから、ゲームが、面白い」

最近読んだの 新しい本では『わたくし率〜』とか『国のない男』とか『悲望』など読んだ。それから、『灰色のダイエットコカコーラ』のために「灰色のコカコーラ」を読んだり、『十七歳の地図』のために「十九歳の地図」を読んだりした。あとは『アタとキイロ…

Get ride!

PC

新パソ組んだ ミクさんを我が家へ招じ入れるべく、パソコンを新たに組みました。AMD Athlon64X2 DualCore 6000+(89W)でメモリ1GB×2。 はじめはマザボ、CPU、メモリだけ変えればいいと思ってたら、自分が持っているハードディスクがPATAだった罠。SATAだ…

人が滅んであとに歌が残る

VOCALOID2 初音ミク 発売前から噂には聞いていたけど、実際歌っているの聴いたらめちゃ凄い。明らかに今エポックがメイクされたと思える。男女10種類くらいヴァリエーション揃えれば、現実のヴォーカリストなんかもう、いらないんじゃなかろうか。そしてそ…

「ねつが でて くるしい。」

『星をみるひと』 4回目くらいのプレイ。3回目くらいのクリア。 ストーリーの全容を知っていると、このゲームをクリアできないプレイヤーによってみなみ(主人公のサイキック)たちが放り出されたままにされてしまったとしても、それはそれでひとつの可能…

「思い出さなくてはいけないのだろう。」

読んだ本いろいろ ゆずはらとしゆき;海野十三原作『十八時の音楽浴 漆黒のアネット』(ガガガ文庫)は、設定の細部というか根幹部分がちょっと分からない怪しいところがあって、でもそんなことは問題ではないといわないばかりの力技でまとめ上がってしまっ…

千里眼

旅行に2回行ったこと 青春18きっぷを利用して旅行をしてきた。宮島(厳島神社)と広島(平和記念公園)へ行ったのが1回。門司港〜下関(関門トンネル人道)と湯田温泉(中原中也記念館)へ行ったのが1回。括弧内が目当ての場所。 厳島神社と平和記念公園…

アーム状

『レ・ミゼラブル 少女コゼット』 半年以上遅れて見始めた。次回予告の二人は名塚佳織と萩原えみこだろうか。名塚佳織のほうは間違いないけれど、萩原えみこの声をあまり聞きなじんでないものだから自信がない。俳協のサンプルボイスを聞いた感じだと多分そ…

「アイアムゴーッド!」

視聴が追いついているアニメ(2007年8月現在/21本) 今何を見ているか、以前はプロフィール内で適宜更新していたのですが、これからは毎月初めに記録しておこうと思います。 『瀬戸の花嫁』 『らき☆すた』 『Yes! プリキュア5』 『おねがいマイメロディ …

「ダイジョウブ。殺すと言っても、きっちり半分だけですわ」

『史上最強の弟子ケンイチ』#38 Bパートに入って作画がやり放題なことになっていた。たぶん紅組という原画チーム(?)の仕業なのだと思う。演出にも名のあがっている加藤洋人が中心的な存在なんだろう。作監3人(加藤、石川慎亮、大澤正典)も立てて、そ…

正義

「シリーズ・哲学のエッセンス」の2冊 予告どおり飯田隆『クリプキ ことばは意味をもてるか』(NHK出版)は読んだんだけど、そのあと続けて斎藤慶典『デリダ なぜ「脱-構築」は正義なのか』(同)を読んだのでそれどころではない。この副題の名づけ方が安易…

あゝ十八時の音楽浴だ、音楽浴だ音楽浴だ

跳訳シリーズ ガガガ文庫の跳訳シリーズを読む前に、ということで青空文庫で海野十三「十八時の音楽浴」と夢野久作「人間レコード」を読んだ。もっとも、「人間レコード」の方は以前『ひょっこりひょうたん島』の人間レコードの回を見たときに夢野久作に同名…

碑銘がうまく乱される

森本浩一『デイヴィドソン 「言語」なんて存在するのだろうか』(NHK出版) 寛容はひとつの選択肢といったものではなく、使いものになる理論を得るための条件である。それゆえ、それを受け入れればとんでもない間違いを犯すことになるかもしれないと考えても…

「武満、それは他の誰でもない君がそう書いたからなんだ」

詩についての本を読む 谷川俊太郎『詩を考える』『詩を読む』(以上詩の森文庫)、同『詩ってなんだろう』(ちくま文庫)を読んだ。 これは一般的な話ではなくて、あくまで私個人の話だが、作品に関しては、そこに書かれている言語の正邪真偽に直接責任をと…

えいえんのナゾ

『ONE〜輝く季節へ〜』 何を思ったかプレイし始めて、とりあえずみさき先輩のENDを迎えたらしい。「私だって怒る」「オレだって怒る」っていう台詞の行きかえりがやりたかったんだなあと思った。 しかしさっぱり話が分からないので、他のキャラの分岐もやれ…

White Wagtail

『地球へ…』 セキ・レイ・シロエが出始めて面白くなってきたと思ったら子安ってばひどいんです。それにしても井上麻里奈は着実にいい声優になっていくなあと感心する。もう気安く冠茂なんて呼べなくなっちゃった。 そういえば今日セキレイと思しき鳥を見かけ…

あかいうみにはあかいふね

谷川俊太郎『詩を書く』(詩の森文庫) 『詩を書く』『詩を考える』『詩を読む』の三部作が出揃っていたことをつい最近知ったので、1冊目のこれから読み進めていってるところです。今2冊目の途中。で、合間に息抜きに若林真理子『ひまわり』を聞いたり。当…

われらの同時代人

吉本隆明『詩とはなにか』(詩の森文庫) 吉本隆明がまたいいことを言っています。40年以上前の話ながら。「現代詩のむつかしさ」中、谷川雁の詩「商人」を読み解く件などは殊に痛快。 他には例えば、「庭つ鳥」という言葉と「鶏」という言葉の間に(或いは…

「オハラである!」

『白鯨伝説』 ビデオからDVDに移行するべく編集がてらに見直しました。4度目か5度目かそのくらい。 このアニメを見るたびに新山志保の死が惜しまれて、製作が延びたことが悔しくて、大本眞基子の好演に慰められて、という過程を何度でも辿ることが出来るの…

「ゴドーです」

『やってきたゴドー』 別役実の標記舞台が放送されていたので見た。 待っていたとしてその待っていたということがどういうことなのかを理解しない、ってそういう着想があったかと膝を打ったとか打たなかったとか。待つということが全然特別なこととして意識…