翅のあるなし、裏切りの定義、広がる世界繋がる世界

『劇場版アクエリオン

 公開日を1週間違えてて、もう終わりそうな様子なのであわてて見に行きました。テレビシリーズ見てもいないのに馬鹿じゃなかろうか、って人には言われます。やってもいないゲームの映画を見にいったり、ホント馬鹿じゃなかろうか、って、言われます。
 で、まったく知識なく見始めたので、見ている最中、この映画の肝はなんだろうか、とあれこれ思考をめぐらせていました。「創星神話をただ繰り返すのであれば、それでは世界的に閉じてしまうことになるが、なんか知らんオッサンは神話のとおりをなぞるとは限らないという。であれば、当然この物語は何らかの広がりを持つものとなるだろう、広がりを提示するものでなければならないだろう」などなど。それで、詳しくは書かないけれど、核心部分でまさにこのことに対する提示、回答がなされたので、安心したし感心したしなるほどと思ったし好感をおぼえました。構成があからさまといえばあからさまだし、ベタといえばベタだし、陳腐といえば陳腐だし、使い古されているといえば使い古されているけれど、私は好感をおぼえました。このあとちゃんとテレビシリーズを見て、はとぴょん(1万2千年前の名前)やにゅうさん(1万2千年前の名前)と合体したいと思いました。
 正直、こんなストーリー構成でいいのかと冷や冷やしながら見ていたはずなのに。不思議なものです。