2007-01-01から1年間の記事一覧

吼えてみせてよデクノボー

学園祭とかコンクールとか 11年くらい使っていたテレビが半壊したので、地デジ対応の液晶テレビを買ってしまった。 で、「ライブアライブ」(『ハルヒ』#12)を見たり「わたしにもみえるよ」(『まなび』#11)を見たり、「旅だちの駅」(『ミンキーモモ』O…

崇高

J.-F.リオタール;管啓次郎訳『こどもたちに語るポストモダン』(ちくま学芸文庫) 熊野純彦『カント 世界の限界を経験することは可能か』(NHK出版)を読み終わったので、流れで『こどもたち〜』の第一の手紙を読みました。カントの「崇高」概念について触…

地球光

『ネクタリス』と『アースライト』 『アースライト』は『ネクタリス』のシステムを踏襲しつつも、シミュレーションゲーム初心者に優しい作りになっていると言われる。つか言われてた。なんせ15年から昔のゲームなので、今時そんなことを話題にする人もいない…

全体と部分と

熊野純彦『メルロ=ポンティ 哲学者は詩人でありうるか?』(NHK出版) p.40辺りまで読んで、部分の連合によって全体の意味が結ばれるのではなくて、実際はその逆、全体が前提としてあってそこから部分に意味が配分されるのだ、というような箇所がちょっと引…

「ユニヴァース!」

藤公之介『ザ・オーディション』(せいこう出版) 「ノーバディ・16ビート・宇宙」ってセリフないじゃん。騙された。やっぱり何とかして映画の方を見なくてはなのだろうか。 言わずと知れていない恐れがあるので言っておくと、セイントフォーの小説です。し…

「篠原みほがララならば」

「プリキュアがばれちゃった!?」(『Yes! プリキュア5』#9) 増子美香っていい名前。自分だったら増子未央(マスコミ王)と付けたいけれど。 似てるとかそんな理由ではないのですが、二木さんたちのことを思い出しました。スクープを狙うんです。エクラン…

「ミントとグインビー、伊藤……」

『銀魂』の華陀 伊藤美紀の演技がまた一段と。往時の榊原良子のような部分まで獲得してしまったような、そんな感じだった。 なんにせよ2年目突入はめでたい。 全く別の話、「CLUB db」の特番を聞き逃がしたのは絶命的だと思った。不安定で無謀で可能性だけ…

「私は帽子を」「私はドレスを褒めるわ」

「ふたりはトリマキーズ!」(『出ましたっ!パワパフガールズZ』#38) 石毛佐和がなにやら凄い域に達してきているのではないかと思った。中目黒華代さん。どうということのない普通の当たり前の演技だと言われればそれまでなんだけれども。

「科学も魔法も根はひとつなんだよ」

新旧魔界大冒険 先週「新」を劇場に見に行って、細部の出来はいいんだけどなにか満足できなくて、今「旧」を見はじめたところ。私の感触が確かなら、私の感触はいつだって確かなんだけど、「新」はせっかくの完璧な作品を余計なもののあれこれで上塗りしてし…

lattar half

NHK囲碁トーナメント決勝 をこれから見るわけです。趙十段がゆうきっち(或いはマサラタウンのサトシ)なんかに負けるもんか。 とその前に、4月からの講座に陽光君が登場らしいという情報。 もう50冊 ずっと気になってたのは何で勝手に50冊に縮小してしまっ…

first half

50冊 当たり前の顔をして今更50冊選ぶんだ。 【詩歌】 1. オマル・ハイヤーム;小川亮作訳『ルバイヤート』(岩波文庫) 2. 石川啄木『一握の砂・悲しき玩具』(新潮文庫) 3. 萩原朔太郎『月に吠える』(角川文庫) 4. 中原中也『中原中也詩集』(新潮…

電波変換!

No.00002「電波の海原」 電波の 海原 ちょいと 乗り越えて あなたの お部屋に 花を 咲かせましょう ラジオのリスナーとパーソナリティとの関係っていうのは不思議なもので、これほど繋がりの不確かなものはないようでありながら、その不確かさの故に逆説的に…

絶対知の他人

いとうせいこう『波の上の甲虫』(求龍堂) 手紙の内容とノートの内容と、どちらがフィクションでどちらが現実かがだんだんあやふやになってくるんだけど、最終的にはそれどころではないことになる。誰も出したはずのない絵手紙が届いたということは勿論だが…

ファミリータイズ

No.00001「Family〜7人の麦わら海賊団篇〜」 ファミリーって意味は 他人事じゃないってこと 食べ物にも涙にも 手を出すぜMother ship オレたちはファミリーなんだ、ということを誇らしげに高らかに、愉快に陽気に歌い上げた1曲。 ファミリーであるというこ…

転載は最後にやってくる

mixiからの転載 mixiに書いている下らないことのうち、それでもまだ読むに足りそうな記事について、「mixi」というカテゴリーのもと転載してみました。今後もある程度たまるごとに移していきます。

「笑うが勝ち!」でGO!

『ふたりはプリキュア Splash☆Star』 最終話なので生で。 初回を見た時は、前作の完全な焼き直しでしかない駄作になるかと思っていたけど、それが思いがけず良作で、一年間非常に楽しかった。 口癖を「ぶっちゃけありえない」という否定的なものから「絶好調…

「ドジを売り物にするメイドなんて、聞いたことがなか!」

『さわやか3組』 さわやか3組 - Wikipedia ちょっとWikiさんに聞いてみたところ、ここ数年は再放送のことが多いらしい。そしてこの流れでいけば、次はいよいよ2000年版の番ですか? 『ワンワンセレプー それゆけ!徹之進』 放送が終わってしまったので慌て…

「時間なんて存在しないから」

カート・ヴォネガット・ジュニア;朝倉久志訳『タイタンの妖女』(ハヤカワ文庫SF) 「だれにとってもいちばん不幸なことがあるとしたら」と彼女はいった。「それはだれにもなにごとにも利用されないことである」 (p.330) 『爆笑問題のススメ』の最終回で…

「だとしたら――倒されたのは僕だ。」

野村美月『“文学少女”と繋がれた愚者(フール)』(ファミ通文庫) 『わたしはあなたを信じています。あなたは勝利を得る方です。あなたの誠実と、本気さは、あなたをどこまでも生長させます。淋しい時はわたしがついています。しっかり自分の信ずる道をお歩…

ガスコン兵

川上未映子『そら頭はでかいです、世界がすこんと入ります』(ヒヨコ舎) を読んだってのが2006年末から2007年初にかけて私がなしえたことの殆ど全てです。いや殆どなんてもんじゃなくもう全く全て、全全てです。屋根の下に王が納まって「全」とは凄い漢字だ…