「尼寺へ行け!」

野村美月『半熟作家と“文学少女”編集者ミューズ』(ファミ通文庫

 本編8冊、外伝3冊、短編集4冊、そしてこの最終巻で合計16冊にも及ぶシリーズがとうとう完結した。第1巻が太宰でさえなければこうして最終巻まで付き合うことにはならなかったろう、と振り返って思う、今日は奇しくも桜桃忌。
 で、最終巻は、見た目に反して繊細な快斗くんが突然ハムレットを暗誦して口走るところが面白かった。