2009-09-23から1日間の記事一覧

美のあとにいつも私が残される

三島由紀夫『金閣寺』(新潮文庫) いやに理路が整っている、そしてこれは主人公の告白である、ということを考えあわせると、どれだけの時を隔ててなされた告白であるかは分からないけれども、この告白を主人公は遺書として物したのだと考えるしかないと思う…