2015-02-06から1日間の記事一覧

「歩を始めてどれくらいになる?」「千年」

古橋秀之『冬の巨人』(富士見L文庫) 新しく生まれた巨人の軽快さ、漲るばかりの快活さは、半ば滑稽なようであり、またそれがために神性を感じさせもする。神話の側の出来事を、神話に類するものを、読んだのだという印象を齎す。ミール(巨人/世界)にお…