「両足折れなば 手にて走らん」

ステュアート・シム著;小泉朝子訳『デリダと歴史の終わり』(岩波書店

 肝臓の検査をしてきました。おかげで1冊本が読めました。
「歴史の終わり」に関するさまざまな言説を向こうに回して、「歴史の終わりに遅れて来たってイイじゃないか」と言ったデリダ、みたような感じ? 脱構築とか差延とかいったことがどういう状況の中で言われなければならなかったのか、垣間見ることができました。
 それにしても、この「ポストモダン・ブックス」のシリーズ(各1,500円)は、NHK出版の「シリーズ・哲学のエッセンス」(各1,000円)くらい安くならないものなのか。
 肝臓は特に問題なかったらしいです。