「向こうを覗いて見るためよ 見るためよ」

宮崎哲弥『新書365冊』(朝日新書

 帯の文句どおり、「ミヤテツさん、読み過ぎです!」って感じ。こちとらこの1冊を読むだけでもどれだけ時間が掛かることか。とりあえず最初の2章と第16章「問題な新書」、それに最終章のインタビューだけ読んで、あとはパラパラとページを繰ってみた。

熊野純彦『西洋哲学史 古代から中世へ』(岩波新書

 これもまだ途中、第3章までしか読めてない。ちくま新書の『レヴィナス入門』の時にも感じたけど、この人はやたら感傷的なというか情緒的なというか情感溢るるというか、そんな文章を綴るなあ。『メルロ=ポンティ』(NHK出版)も「哲学者は詩人でありうるか?」って副題からしてきっと同様なのだろうと思える。

ライオン丸G

 ライオン丸に変身するのが怖いのかどうしてか、躊躇ってなかなかキンサチを抜こうとしない獅子丸のその情けない姿の中に、何かある種の正しさのようなものが見える気がして、とても興味深く毎週見ています。