「ひとりでどんな夢を見てるのだろう」

「RADICAL DREAMERS」(『ハヤテのごとく!』最終話)

 オンタイムで見ていたのだけれど今一度。
 過去世界のナギに対してハヤテが「過去でも未来でも守る」と言ったとき、「未来」という言葉はさしあたり、過去にとっては未来であるところの元の世界(=現在)を指すに過ぎない。これまで1年52話掛けて、ハヤテはナギを守り続けてきた。ところが元の世界に戻って、今度はナギの口から「これからの未来もヨロシクな」と言われるとき、この言葉はもちろん、これまでのハヤテとの1年を踏まえたうえでなおその先を指向しているわけで。この辺りのまとめ方(というかまとまらな方というか、これで終わりではないのだという見せ方)は評価に値する。いかにもとってつけたようであっても評価に値する。
 最終話エンディングの映像が通常エンディングとシンクロしているという指摘が某所でなされていてなるほどと思った。なかなか普通気づかない。