2008年ガンバッた

師走のいろいろ

 いきおい「2008年ガンバッた」なんてタイトルで始めてみたけれど(『はなまるくん』の挿入歌「2001年ガンバッた」のもじり)、思えばあまりガンバッてなかった。
 このひと月の間、まだ見てなかった少し前のアニメをいくつかまとめて見た。『バッカーノ!』と『絶望先生』(無印、俗)、それから『ARIA The ORIGINATION』。どれも面白かった、と適当にまとめておく。『ARIA』はアテナとアリスの話が多くて、その分晃が割を食っているなあと感じた。
 佐野倉恵壬さんもご愛読ということなので、大槻修校注『堤中納言物語』(岩波文庫)を気が向いたときに1話ずつ読んでいたのがやっと読み終わった。ほとんど「虫めづる姫君」目当てだったのだけれど、例えば姉妹を取り違えてスワッピングして新旧どっちの相手もよいなあとか言ってる話(「思はぬ方にとまりする少将」)に出くわすと、もうね、アホかと、日本人アホかと、と思わず突っ込まずにいられない面白さがあって、こういうのをきっと自虐史観といいます。あと、みんな透垣から覗き見しすぎ。