「おやおや、おそれいりまめ。」

太宰治全集 9』(ちくま文庫

 既読の「斜陽」「桜桃」「人間失格」を除いた残りを読んだ。第10巻は全集を買った最初に読んだので、これで一応全読了ということに。
 この第9巻の中では、「フォスフォレッスセンス」が特にすばらしい。夢の世界が現実の続きか、現実が夢の続きなのか。両者を別ってどうなるものか。