「はっ、たいそう早食いの彼女だわ!」

トットてれび』#2まで

 現れるのは七歳のトットちゃん、二十代のトットちゃん、そして百歳のトットちゃん。そのいずれもが、現在に属するものではない。現在は軽快にすっ飛ばされている。しかし、だからといって、現在は軽んじられているのではない。全ては、現在に関わっていることなのだ。それはもちろんなのだ。そうしてトットちゃんを、無限の未来にまで届かせたいのだ。言ってみればこれはそういう軽さだ。