「悪しみや迷いでまるで判らない」

吉本隆明初期詩集』(講談社文芸文庫

 ぼちぼち読み進めて、本日読了。
「転位のための十篇」中の「ちひさな群への挨拶」に出てくる、

僕の孤独はほとんど極限リミットに耐えられる
僕の肉体はほとんど過酷に耐えられる
(p.230)

というフレーズを見て、なんだか西尾維新みたいだと思ってしまった。匂宮兄妹って、こんな感じではなかったっけ。本当はよく覚えていないんだけど。「過酷」にも「リミット」と振ってみたら完璧。いやだからよく覚えていないんだけど。