内田樹『先生はえらい』(ちくまプリマー新書)
最初は退屈な進行だと思ってたけど、終盤一気に面白くなった。
恋愛になぞらえて語られるけど、結局師弟関係は恋愛と何が違うことになるんだろうかそこがわからない。恋愛の一形態が師弟関係ということでよいのか。
誤解の師弟関係というので、子路と孔子(中島敦「弟子」)を連想したり。あれは互いに相手のことをてんで分かっちゃいないんだけど、それでも二人はもっとも深い結びつきの師弟であるという話で。この本に言わせれば、てんで分かっちゃいないが故に、ということになるのだろう。うろ覚えなんであんまり深くは突っ込まないで。
あとはイエスと弟子達とかにも触れないとなんだけど、(つづく)