荏の花よいとこ(8/25-30)

8/25◆『まほらば

 アニメ最終話まで。最後ちょっと『NieA_7』を思い出した。ニアはなんか知らないまま戻ってくるだけだったような気もする。つまり全然違う。DVDで見直そうと思っていたところだから連想しただけのこと。

8/25◆小谷野敦『性と愛の日本語講座』(ちくま新書

 電車の中で読めばめくるページめくるページに性愛関係語がちりばめられていてあまつさえゴシックで強調されなどするから気が気でない。

8/26◆いとうせいこう奥泉光渡部直己『文芸漫談 笑うブンガク入門』(集英社

「ので」について、「パロディ」について、その他いろいろ、いちいちもっともだと思いながら読んだ。ま、好きだからさ。こんな他愛のない文章を書くのでも、「ので」を執拗に削除したり過剰につなげたりで、こと接続詞に関しては神経質に過ぎて過ぎることはない、過ぎたりない。過ぎたりないから及ばない。
 本当に漫談をやっているらしく次は9/4にカフカ「変身」だなどと聞くとやはり関東に住みたい。

8/27◆卯月鮎『はじめてのファミコン なつかしゲーム子ども実験室』(マイクロマガジン社

 卯月鮎のホームページ(The Difference Engine ゲームコラム&書評の仕事をする卯月鮎のウェブサイト)に連載されていた頃は読んでて、『ユーゲー』に連載されたのは知らなくて、単行本化されて読んだらやはり面白い。まるやきくんのコメントの新鮮さと、同世代の卯月鮎視点の分析と、その両方向から読ませる作りがために単調に陥らず良いのだと思う。

8/30◆奥泉光ノヴァーリスの引用』(集英社文庫

青い花』と『文芸漫談』を読んでフラグが立ったというか。しかしここで引用されるのは『夜の讃歌』や『花粉』だったりして、もちろん読んでないから困りもの。
 4人が4人とものドッペルゲンガーが石塚を殺したのかもねとか、森先生というのは結局どういう位置を占めているのだろうとか、そんなことを思い考えしつつ今に至る。