ご機嫌なやつが好き

アントニークレオパトラ

 読み終わった。やっぱり「皺、一大事!」が面白さのピークだったような。クレオパトラアントニーも一体何をしたいのかさっぱりで、そこはしかし福田恆存の解題に示されるような説明もつくのだという。「玄人批評ではシェイクスピア最高の傑作と言われる作品」なのだとも。このぐったり感が作劇の成功の証なのだとしても、それを好んでこの身に受けるほどの玄人では私はない。人に囲まれてもいない。
 レピダス殿におかれましては大した活躍もなく碌な処遇も受けないまま真っ先にお亡くなりになられました。カワイソス。

春新番その7~11

 この2本はどっちも週末の番組なので録画なしでも問題なかろう。

  • 『吉宗』……檜山が演じれば吉宗だって広島弁になる。佐藤博暉はテレビシリーズ初監督なのではないだろうか。
  • スクールランブル二学期』……監督が高松信司から変わったせいか、前作ほどのパワーに欠くような。作画力の低下をごまかしごまかし作っているようにも見える。徐々にこなれていくことに期待。
  • 妖逆門』……衛と鈴凛。セレブナイト様似のキャラ(お面だけ)が気になる。主人公は主人公でサトシっぽい。話の方は、主人公がお人好しバカで神候補試験に選ばれて能力を授かったようなそんな展開。結構な頑張りが感じられるので見続けたい。EDの映像と歌もいい感じ。