「きみはぼくの心をかき乱しちゃったわけよ」

中村九郎『ロクメンダイス、』(富士見ミステリー文庫

「Die」がダイスのことだろうって事と「Cracked」の「c」をcrackしたら「raked」だろうってのは読んでる途中に思ったけれど、それがだからどういう事になるのかってところはサッパリ分かっていなかった。まあ分かるわけないんだが。
 こうして2作読んでみて、その歪んだ妄想や異形の天使の登場は『BAROQUE』を思わせる。あるいはその閉じた世界の優しさは白倉由美を思わせるかもだけど、こっちはちょっと違う気もする。
 どっちが凄いかってことなら間違いなく『黒白』だと言いたい。言おう。でも昨日も書いたとおりオススメできない。

鋼屋ジン原作;古橋秀之著『斬魔大聖デモンベイン 軍神強襲』(スニーカー文庫

 これを先に読み終わっていたのでした。代わりにこれを薦めておきます。火星だから軍神、マーズアタック。もう宇宙飛びまくり。