感想を書いてなかった映画
さして感想を書くまでもないと思っていたから感想を書いていなかった映画の感想を書いたから読まなくていいです。『新・のび太と鉄人兵団』について書こうとして煮詰まったのでそのつなぎです。
- 1/16『マルドゥック・スクランブル 圧縮』
小説版を刊行当時読んで大して気に入りもしなかったのに今回映画を見に行ったのは、もちろんCMで聞いた林原めぐみの演技に誘われてなんだけれど、まあ、やっぱり、別に、って感じだった。林原めぐみの声がエフェクトで殺されているのが、作品の設定がそれを求めるのだとしても、こっちが求めているのはそれではないのであって、まったく片道３時間も掛けて一体何をしに行ったのか分からない。しかも結局最寄りの劇場でも上映されたし。
だから冲方好きでも何でもなくてTVシリーズは第１話だけ見て切ったようなアニメの映画をなぜ見に行ったのか、それはもちろん仲西環の名前をキャストに見つけたからで、それならTVシリーズから見とけよって話になる。ストーリーの軸というかテーマは割とはっきりしていたので、前提は分からないながら取り残されることもなく楽しめた。
前篇同様、シェリルの活躍が見られれば良いというスタンスで見に行ったので満足。前篇を見たときに、想いを伝える石の扱いのことでもやもやした感情を抱いたことに触れたけど、今回後篇を見たらこれはこれでいいのかなと思えた。そこに主眼が置かれていないのであるし、ただの装置で構わないのかなと。
