ちゃふらふすか～

『のんのんびより』＃２まで

　どこでもない架空の田舎であろうとするためには、標準語であらざるをえないのだろうが、その結果として東京との対比が際立たないことになる。それに第一、東京と対比した田舎一般、というだけではあまりに掴みどころがない。引っ掛かりとなるような、もう少し他の要素があってもよいのにと思う。
　架空の田舎、しかしユニークな田舎、と呼べるほどの舞台に今後描き上げられるか、どうか。とはいえ、何もないのが田舎なのであれば、登場人物がそこでどう動き回るかに、それは懸かっている。