『ゆるゆり なちゅやちゅみ!』
見渡す景色にあかりが口にする台詞。あかりはそれと気づかない。ごらく部のほかの三人は気づく。そこに尽きるように思う。つまり、あかりには打算というものがない、とでも言おうか。
ひるがえって冒頭、一番に来て部室を開けたはずのあかりが、いないと思ったらみんなのアイスを買いに行っていた、というのも、この同じところに通じているのではないか。
キャンプをしたから幸せになったのでは、ない。みんなと一緒で幸せだということを、普段のあかりは、普段の行動でもって体現している。それが言葉となって出るかどうかはタイミングの問題であり、そのタイミングを描こうとしたときに、このような映画が出来上がった。OVAだけど。
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水門が出てきたので1水門ポイントを進呈します。