決死隊の戦友

マイマイ新子と千年の魔法』二度三度

 おらが村にも『マイマイ新子』のロードショーが回ってきたので、もう2回見てきました。通算3回。
 3回目は、貴伊子の足元にばかり注目していたために泣かずに見終えることができました。
 貴伊子は、はじめ靴下を履いていて、ダムをやるときに初めて靴下を脱いで、その後はずっと靴下を履いてなくて、金魚のひづるが死んだ時は靴のままダムに入ったものだから歩くたびにグジュグジュと靴から水が滲み出して、新子がタツヨシと明日の約束の仇討ちにいく前に差し入れた手紙を読んで分からなくて私たち分からなくなるくらい離れちゃったのかなって言う貴伊子は靴下を履いていて、ひづるそっくりの金魚が見つかったといって新子が迎えに来た時にはさっきと同じ晩なのに何故か靴下を脱いでいる、という貴伊子の足元の履歴、これは、転校初日につけていった母親の香水を、もうつけていかないことに決めた経緯とはかなり意味合いが異なっている、というかこれでもかってくらい多分に意味が込められている。
 そういう手法をとったというだけで、それ以上のことはないんだけれども。