「知るも知らぬも夏のにぎわい」

アキハバラ電脳組 2011年の夏休み』

 2011年の夏休みの何月何日が舞台になっているか記憶していなかったので、思い立った昨日のうちに『アキハバラ電脳組 2011年の夏休み』を見ました。多分8年振りぐらいの通算6回目ぐらい。
 導入は、終業式の日の帰り道なので、7月20日でしょう。ラストは満月が映し出されるので、おそらく8月14日と思われます。ひばり達が新宿に水着を買いに行った日付は判然とはしませんが、2週間の海外別荘巡りからすずめが帰国していることから8月4日以降、アキハバラに突然の避難勧告が出てから3日経ったというニュースがその後挿入されることから8月10日以前、という程度のことは言えそうです。お父さんが家にいて買い物に連れていってくれるので、週末の8月6日乃至7日というあたりかもしれません。
 ただ、上記の推定にはひとつ疑いがあります。作中の最終日と思われる8月14日は現実には日曜日なのですが、その日のニュースの中で「アキハバラの住民避難は、現在がピークで今週中には完了する模様」と報じられているのです。日曜日のニュースに「今週中」という誤解を招きやすい言葉を果たして用いるものか、どうか。その点だけが、実際の暦をそのまま当てはめる時に気がかりなので、ひばりの言を借りて「8月の頭からお盆までの間あたりのほどよい日」というほどの理解で留めておくのがほどよいのだと、そんな風にも思います。O型なので。
 なんにせよ、現実の満月は8月14日、劇場公開日もまさに8月14日(1999年)ですから、その日に合わせて鑑賞するのも良いかもしれません。そうして映画を見終えたら、外に出て、月を見上げるのも一興。その空のどこか近くでは、王子様いまも回っています。待っています。